2017年3月20日月曜日

クライミングをデータで分析してみよう

今回は今までのクライミングの成果をデータで分析してみようと思う。
仕事柄、データを収集・分析し、課題を見つけて対策改善を行う、いわゆる「PDCA」サイクルを回すということを常日頃から行っているので、これを趣味にも当てはめてみようかと。

先ずは2017年3月20日までの5.11a以上のOS、初RP本数を集計して図1に表してみた。5.11a/bや5.11d/12aなどのグレードは低いほうに統一することとした。

図1.OS、初RPの本数
これを見るとほぼピラミッド型になっていることが分かる。5.11dは、これを登るなら5.12aをトライしようと思うグレードなのでRP数が少なくなっている。そこでちょっと見せ方を工夫して5.11cとdを合計して図2に表す。すると!見事にピラミッド形状になっていることがわかる。

図2.5.11cと5.11dを合わせて計算
これは決して偶然でないと思う。これまでの取り組み方として、初心者のうちに出来もしない高グレードに10便も20便もトライするのではなく、11台前半の様々なルートを数多くトライしてムーブの引き出しを増やし、徐々にグレードを上げていこうとしていたことが数値に表れているのだと思う。
もちろんこの方法はこれまでの自分のような、12台を目指す初級者のやり方であって、上級者が5.13や14などの限界グレードをRPするためには、100便超のトライも必要になってくるのだと思う。
なので、今後は自分もこのピラミッド型は崩れてくるのだろうと思っている。11前半はもうそれほどトライせず、12台中盤を何トライもしていくことになるからだ。

次に各グレードをOS、RPした時期を図3に表してみよう。

図3.OS、初RPグレードの時期と累計
まず見えてくるのは、5.11aと5.11bのグラフの推移が似ているのと、5.11cから5.12aの推移も似ているということ。次に各グレードのRP数が上がる時期が似ていて、上位のグレードをRPできるようになると、下のグレードのRP数もそれ以上に上がっている。そして何よりも興味深いのは、その変化点が約半年ごとに訪れているということだ!これは自分でも気づかなかった点で、データとして表して初めて分かったことである。
今まで漠然と、「停滞期があっても我慢強くトレーニングしていれば実力が上がる時が来る。」と、このグラフのようなイメージは持っていた。それが本当にそうなんだとデータが表している。しかもその時期が約半年ごとに訪れるのだと。本当に驚きの集計結果だ!

いやぁ、今回は非常に有意義なデータを集計することができた。これをもとに、今後のトレーニングの方法や、次に狙うルートの戦略を立てていこうと思う。

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